初めこの地は、山で段々畑になっていました。
その土地を自ら手作業で開墾し、土を入れかえ、石をとりのぞき、腐葉土を入れました。
網の目のように張りめぐっている竹笹を抜くのは、想像以上の重労働でした。
深さ約1mぐらい手作業で堀りおこし、腐葉土を混ぜ込んだ場所に
果樹やハーブなど色々な草花や木々を植え込みました。
山際で海風も強く、日照時間も少ないなど、さまざまな条件のもと、
この土地に根付くことができた植物が現在大きく成長してきています。
基本コンセプトは、自然と調和し、一体化するナチュラルガーデンです。
店の前の小川も山の湧き水が流れるようにし、
駐車場へ続く疎水も石で組んで整備しました。
丸太も切り、バランスを考え庭に埋め込んだバーベキューもれんがで創り、
スペースも土を入れ、水平にし岩をはめ込みました。
そして、玄関前の山は、庭と溶け合うよう山庭として花木を植え込み、
さらに、山に続く小径を作りました。
山頂展望台まで行けるように、草をかり、道をつくり、
階段約300段をつくり「そうか山お散歩登山道」は完成したのです。
もちろん小径の横には木を100本近く植え込み、最高に疲れました。
自然がモットーなので、ふき、わらび、たらの芽、わさび、せり等の山菜の群生、
その他山野草も大切にしています。
自然と調和するように花木を一体化するように計算し、植え込んでいます。
「ふき」 「わさび」
かなりの種類の花木、果樹があるので、
二人で手入れするのは容易な事ではありません。
特に草刈りとバラの手入れは、気が遠くなるほど大変で、
二人だけで、このスペースの草を刈るのは、数日間はかかります。
そして、これを春〜秋にかけて何回もしなければなりません。
もちろんお店を営業しながらなので、至難の技であります。
また、動物対策も必要で、電気柵も設け、蛇やハチ等の被害のないように、
また、植物への虫の被害のないように気をつけています。
いやはや自然は良いが、自然と付き合うのは大変で、
人間はちっぽけで、自然の中では、小さい一人にしかすぎない事を痛感しています。